【BUBKA2月号】天下を獲った乃木坂46で、後輩たちはどう生きるか
あらゆる数字が乃木坂46こそ現在のアイドルシーンの覇者であることを雄弁に物語っている。
ただ、成熟期には成熟期ならではの課題があり、彼女たちと言えどもそれらと無縁ではない。
「次世代の主役」である3期生・4期生は、どのようにして未来を切り開いていくのだろうか。
今年も縦横無尽
冷静に分析するまでもなく、2019年のアイドルシーンの天下に君臨していたのは乃木坂46だった。
シングルは2枚だけのリリースだったが、『Sing Out!』は130万枚、『夜明けまで強がらなくてもいい』は120万枚を超えるヒットを記録。アーティスト別セールスの上半期ランキングでは、44.2億円と国内トップに輝いた。2年ぶりのアルバム『今が思い出になるまで』の発売が大きかったと思われる。
写真集ではトップ10のうち3冊が乃木坂46関連(坂道シリーズでは7冊を占めた)。年間トップは生田絵梨花の『インターミッション』で、29万部を超えた。
ライブでは、60万人以上の集客をマーク。国内アーティストの中でも6位と健闘した。2月の「7th YEAR BIRTHDAY LIVE」@京セラドーム大阪4日間、真夏の全国ツアーなど、日本列島の津々浦々にトップアイドルの姿を見せ続けてきた。
7月には、2作目となるドキュメンタリー映画『いつのまにか、ここにいるDocumentary of 乃木坂46』が公開となった。10月には中国・上海でのライブがあり、12月には日本レコード大賞3年連続受賞が懸かっている。もちろん大みそかは『NHK紅白歌合戦』に5回目の出場を果たす。
個人活動も目立った年だった。夏のツアー中に新キャプテンへの就任が発表された秋元真夏はバラエティ番組への出演が急増。レギュラーを持ったばかりか、ドラマにも進出した。
松村沙友理は中国に短期留学し、言葉と文化を身につけようと奮闘。新たな道を模索中だ。初主演映画『東京ワイン会ピープル』も公開された。
高山一実が上梓した小説『トラペジウム』は20万部を突破(発売は2018年11月)。「平成世代が買った本」のベストセラー1位を獲得した。
その他、各種メディアへの出演、モデル業、イベント出演など、枚挙に暇がないほど縦横無尽の活躍だった。
一方で卒業生も多かった。西野七瀬、衛藤美彩、伊藤かりん、斉藤優里、桜井玲香、井上小百合(来春まで活動予定)と、1期生を中心に、第2の人生を歩き始めた。そんな中、卒業後の芸能活動をバックアップする「乃木坂46合同会社」が始動したのは朗報だった。現在、11人が所属している。
――記事の続きは絶賛発売中のBUBKA2月号にて!
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