【BUBKA10月号】アニメ兄弟 ~「遅い」アニメ鑑賞のススメ~ 第1回 人生の舵を切れるアニメ

押し付けがましく「観るべき!」なんて言う気はないけど、いつでもどこでもスマホひとつで味わえる娯楽としては、アニメはなかなかにあなどれない。そんなアニメで日々真剣に泣いたり笑ったり仕事してる二人が連載を始めました。

チャレンジの意義

編集部・並木(以下、並)  何の脈略もなく、いきなり「オレとアニメや漫画のページやろう」って連絡きたからびっくりしましたよ。

スタイリスト・森(以下、森)  いや、いつも会うとアニメと漫画の話しかしてないじゃん! 最近のBUBKAって乃木坂46とか色々なアイドルを取り上げているけど、オレと同じくらい、もしくはもう少し年齢が若い読者が多いんじゃないかなって。で、オレももちろん毎号読ませてもらってるけど、モノクロページの野球とかプロレスの話、正直よくわかんないんだよね(笑)。

 EXITの兼近(大樹)みたいなこと言うじゃないですか……でも、それは本当に一理あると思う。もちろん野球とかプロレスが好きで熱心に読んでくれている人もいるけどね。今月から始まった『なんてったってキヨハラ』、めちゃくちゃ面白いし。

 いや、オレもそうだと思うよ! だけどさ、アニメとかってやっぱり好きな人が多いし、それについて取り上げるページがあってもいいんじゃないかって思ったんだよね……って、別にそんなに偉そうなことを言いたいわけでもなく、単純にそういうページを読みたいし、面白いアニメだったり最近のアニメ事情について話したいんですよ。本気で!

並 ちなみに「この森っての誰だよ」って人がほとんどだと思うんで僕から説明しておくと、乃木坂46のライブやシングルの衣装を製作・スタイリングしてたり、BUBKAでも齋藤飛鳥さんと星野みなみさんの表紙のスタイリングだったり、何度か色々やってもらって。他にもうちの会社から出てる『VOICE BRODY』って雑誌で、佐倉綾音さんを担当してもらったり。で、仕事を一緒にしたり飲みに行くようになって話を聞くと、この業界で働くようになったのもアニメ好きが高じてってことなんでしょ?

 元々ずっとファッションブランドで働いてたんだけど、どうにかアニメの仕事に関わりたいなーと思っていてさ。それでたまたま仕事先で出会った人から、こっち側(アニメ・声優関連)のスタイリング仕事もやってみない?って声かけてもらったのがきっかけで、スタイリストとしての仕事が始まったんですよ。

並 それ、相当特殊だよ(笑)。ただのアニメ好きのブランドバイヤーだったのに、今ではアニメ関連どころかアイドルの仕事までしてるって。


ーー続きは絶賛発売中のBUBKA10月号にて!


並木愼一郎
編集ネームはゾンビーノ。現在は乃木坂46をはじめアイドル全般の企画を担当。2017年には女性声優メインのグラビア&インタビュー誌『VOICE BRODY』(小社刊)を立ち上げる。小学生時代はあかほりさとる作品にハマり、日々イラストを模写していた。

森俊輔

1987年10月1日生まれ。Hifumi,inc.所属のスタイリスト。乃木坂46の衣装製作や数多くのアイドルのスタイリングを務める。近年では物語フェスでステージ衣装をデザインしたり様々なアニメ作品にも関わっている。担当編集の並木とはほぼ毎日電話をする仲。